本の紹介177 思考の「型」を身につけよう(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます 今週も一週間お疲れ様でした。 今日から3月です。今月もがんばっていきましょう!!
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←先日、スタッフと「あさ八」に行ってきました

1時間一本勝負です。 野菜を食べたいときは、このお店ですね。

今日は、午前中は、建物明渡しの裁判と労働事件の仮処分の審尋が入っています。

午後は、新規相談が5件と調停の打合せが1件入っています。

今日も一日がんばります!!

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さて、今日は、本の紹介です。
思考の「型」を身につけよう 人生の最適解を導くヒント (朝日新書)
思考の「型」を身につけよう 人生の最適解を導くヒント (朝日新書)

エコノミストの方の本です。

経済学における考え方を切り口として、物事をどのように考えたら合理的であるかを解説している本です。

読み物としてとてもおもしろいと思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・地球環境が一変すると、それまでの環境にパーフェクトに適応していた恐竜は絶滅せざるをえなくなります。代わって新世代の地球の覇者となったのはかつての劣等生であった哺乳類でした。『地球上の生物の生存』大目標と考えるならば、着々と環境に適応した恐竜よりも、無駄の多い進化を遂げた哺乳類の方が優れた進化の経路をたどっていたのです。
これは現代の組織においても同じことです。今の経営環境にぴったりの人材を集め、今の業界慣習に完全に併せた技能のみを習得している人材で構成される会社は、局所最適化に陥っている可能性があります。自社を取り巻く環境が変わり、その会社の経営陣・社員がみな『恐竜』になってしまっていたとき、その会社の命運はつきると言っても過言ではないかもしれません。
」(178頁)

この文章、みなさんはどう読みますか?

私は、「あまり強いこだわりを持たない」ということを大切にしています。

変にこだわりが強いと、柔軟性に欠ける気がするからです。

自ら新しい仕事をつくっていく、自らよりよい環境をつくっていくことももちろん大切です。

しかし、他方で、与えられた仕事、与えられた環境の中でいかに自分の力を発揮するかということもまた大切だと思います。

すべての前提条件を自分の力を発揮しやすいものに変えることは難しいです。

「この仕事(会社)は自分には向いていない」と思うのは自由ですが、どの仕事をしたって、すべて自分の思うとおりになることなどありえません。

みんな与えられた環境や地位の下で精一杯もがきながら役割を果たす。

そこに小さな達成感や幸福感を感じることができるかどうか。

それは、環境や仕事の内容ではなく、自分自身の考え方ひとつなんだと思います。