Category Archives: 本の紹介

本の紹介477 3つの真実(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 連休も終わり、またがんばって仕事をしましょう。

今日は本の紹介です。
3つの真実 人生を変える“愛と幸せと豊かさの秘密”

有名な本なので、すでに読んだことがある方も多いと思います。

小説形式で人生において大切にすべきことを伝えています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『幸せになりたい』と求めるのは、『今は幸せではない』と認めているのと同じじゃ。そして、心の底で認めたものは現実化するのじゃ。つまり、自分のことを幸せではないと認める者には、ますます幸せではない出来事が起きる」(131頁)

人を責めるような気持ちでいると、自分が責められるような出来事が起きてくる。人を喜ばそうとして生きていると、喜ばしい出来事が自分に起きてくる。つまり、君が他人に対して意図していることが、反射されて君自身に返ってくるのじゃ」(140頁)

信じるか信じないかは読み手の自由ですが、思考が現実化するという考え方は、実際、経験した人は共感できるものだと思います。

偶然と片付ける人と必然と考える人の差というのは、思っている以上に大きなものです。

幸せは探すものではなく、感じるものです。

探しているうちは、ずっと不幸せな状態が続くことになります。

今いる状態で、幸せを感じることができれば、探す必要なんてなくなりますね。

本の紹介476 人を信じても、仕事は信じるな!(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
人を信じても、仕事は信じるな!

株式会社武蔵野の小山社長の本です。

このブログでも何度か紹介したことがあります。

小山社長の本は、いつも、細かい点で経営のヒントを与えてくれます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・まさにマネすることは最高の創造です。マネの効用は他にもあります。マネを繰り返していると、『何をマネするべきか』という見る目、判断力が育ってきます。それだけ感性が鋭くなってくる。いつでも、どこでも『良いやり方があれば、マネする』と狙っているので、普段から『あの人は、どうして成績がいいのか?』『あの会社がうまくいっている秘訣はどこか?』などを見極めようとします。そんな訓練を日々行っていれば、感性が磨かれるのは当然です。」(95頁)

まさに小山社長の仰るとおりです。

真似が得意な人は、日常生活の中で、もはや無意識のレベルで「いいとこ探し」をしているのです。

業種を問わず、成功している例を見ると、成功の要素を見出そうとします。

それをすぐにアレンジして自社に取り入れる。 その繰り返しを日々の生活の中で自然とやっているのです。

「悪いとこ探し」が大得意な社会の中で、そんなことには全く興味を示さず、ひたすら人や会社などの良い面を見つけるくせがついていれば、いやでも成功しますよね。

本の紹介475 決まりかけた人生も180度逆転できる!(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
決まりかけた人生も180度逆転できる!: 自分が〝報われる〟働き方 (単行本)

タイトルはともかくとして、よくある感じの自己啓発本です。

特に目新しい内容はありません。

いつも書いていますが、知っているかどうかではなく、やるかやらないかの問題ですね。

当然のことですが、この本を読むだけでは、180度逆転することは不可能です。

実行にうつすことが求められます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

40代になった現在も、私は『自分よりも強い人を味方につけろ』と人からアドバイスされる。成功する人は、皆これをやっているのだ。・・・人と協力して成果を出していくビジネス社会で、一人だけで結果を出そうとしても、うまくいくわけがない。なかなか飛躍のきっかけがつかめないのは、そのあたりを勘違いしているからだ。・・・だから『誰かに助けてもらうこと』をよしとし、『助けてもらえる人』を目指す。そのために『自分が勝つ』ことより、『相手を勝たせること』を重視するのは当然のことだと思う。」(52~53頁)

「助けてもらえる人」を目指す、というのはわかりやすいフレーズですね。

要するに、いざというときに助けてもらえるような、「かわいげのあるやつ」になることが大切です。

みなさんの周りにもいませんか? 目上の力を持っている方にかわいがられている人。

目上の人にかわいがられる人の共通点を是非、観察してみてください。

そういう若者がどんどん上に引っ張り上げられ、徐々に社会で力をつけていくのです。

本の紹介474 山田昭男の仕事も人生も面白くなる働き方バイブル(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
山田昭男の仕事も人生も面白くなる働き方バイブル

著者は未来工業創業者の山田社長です。

昨年、お亡くなりになられましたが、ユニークな経営で有名な社長ですね。

社長の経営に関する考え方がぎっしりつまっており、とても参考になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

売れないのは差別化が足りない証拠。不景気のせいにする人は、何回生まれ変わっても稼げない。
できない営業マンに限って、『不景気なので・・・』と言い訳をしたがる。『売れないのは自分の実力不足』と認められる人は驚くほど少ない。だけど、できる営業マンは、どんなときでも、きちんとした売上げを残すものだ。」(158頁)

「不景気のせいにする人は、何回生まれ変わっても稼げない」(笑)

確かに、どれだけ不景気でも、できる営業マンは、ちゃんと結果を出していますよね。

「不景気」と言った時点で負けですよね。

もう自分にはどうしようもない理由により売上げが伸びない、と結論付けてしまっているわけですから。

そう言った時点で、改善可能性はなくなるわけです。

だって、自分ではなく、不景気のせいなんだから。

「だって、しょうがないじゃないか~」(えなり君風)

いつだって売れない理由は自分にあるのです。

そう思うところからしか先にはすすめないのです。

本の紹介473 負けない力(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
負けない力

帯には「あなたはいつも勝とうとして間違えてばかりいる」と書かれています。

完全にタイトル買いさせられてしまいますね(笑)

出版社に負けました。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『他人の知性が理解出来ない』というのは、その当人の中に知性がないということです。『俺はだいたいのことなら分かるぞ、頭がいいんだぞ』と言っている人が、自分以外の人の『まともな意見』が理解出来ないというのはよくあることで、そこには『あいつなんかが俺より頭のいいはずはない』という嫉妬も隠されていたりはするのですが、結局は『他人の知性』が認められないのです。いくら『頭がいい人』ということになっていても、『他人の知性』が認められない人に知性はないのです。」(192頁)

他人の生き方、考え方、やり方が自分のそれと違うことを認められる人は、強い人ですね。

とかく人は、自分のやり方に相手を合わせようとしがちです。

他人が、自分と「違い」がある場合、それを「間違い」と決めつけてしまいがちです。

「自分が正しい」という勘違いが、その原因です。

クレバーな人は、相手を自分に合わせるのではなく、自分が相手に合わせられる人です。

なんでも受け入れられる器の大きさこそが強さなのです。

本の紹介472 私の生活流儀(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
私の生活流儀 (実業之日本社文庫)

著者は、1866(慶応2)年、埼玉県生まれの学者の方です。

独自の蓄財投資法と生活哲学を実践して莫大な財産を築き、定年退官後、全財産を匿名で寄付したそうです。

そんな著者が、自身の健康法や勉強法、蓄財法等、生活流儀を紹介してくれています。

とてもおもしろいですよ。 おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

毎朝目が覚めれば、まずきょうも生きておったなと感謝するのである。忙しければ忙しいほど、自分がよけいに働けることを感謝するのである。そうしてまた、もしちょっとした病気にでもなれば、天が休息の機会を与えてくれたものと解釈して、しずかに天意に従うのである。これが、私の暮らし方・考え方の根本義なのである。底抜けの楽天とわらうなかれ。世の中のこと、それかといって、底抜けの悲観ばかりでも始まらないではないか。」(157~158頁)

これを「プラス思考」、「ポジティブシンキング」とまとめてしまうのは簡単なことですが、これを人生をかけて常に心がけることこそが幸せに生きる秘訣なのだと思います。

どんな状況、状態でも愚痴を言わず、感謝できる。

今の状況は、きっと何かを学ぶために設定されているのだと思う。

こんな考え方の習慣が、成功へ近づけてくれるのだと信じています。

本の紹介471 「相談からはじまる営業」ならこんなに売れる!(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
「相談からはじまる営業」ならこんなに売れる! (DO BOOKS)

「ソリューション営業」という営業の方法が書かれています。

営業が得意な方は、無意識に取り入れている方法だと思います。

要するに、モノを売るのではなく、顧客の問題点を解決することにフォーカスするのです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

…ただし、最低限知っておかなければならないこともあります。まず、顧客自身のことを知っていなければなりません。企業とは、何らかの経営戦略を基に動くもので、われわれ営業マンはそのお役に立とうとしています。つまり、顧客の経営戦略、経営方針をきちんと理解していることが営業活動の大前提となるのです。」(32頁)

クライアントを自社の経営戦略、経営方針に合わせるのではなく、

自社がクライアントの経営戦略、経営方針を理解し、それに沿うお手伝いをする。

これがサービスではないでしょうか。

会社の規模が大きくになるにつれ、組織としての柔軟さが失われていくのが一般的です。

会社の規模がむしろマイナスになることもあるのです。

ライバル企業が大企業の場合には、それなりの戦い方があります。

決して大きさだけに目を奪われず、相手が決して真似できないやり方を徹底的に実践するのです。

顧客は会社の規模やブランド力だけで取引先を決めているわけではありません。

規模やブランド力よりも大切なものがあるのです。

それを行動で表すのです。

本の紹介470 凹んだ数だけ強くなれる29の法則(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
凹んだ数だけ強くなれる29の法則

レジリエンスに関する本です。

特に目新しい内容ではありませんが、失敗したときの心の持ち方の参考書ですね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

どんな逆境下でも絶対にできることがあると信じること。そして、陥っている思い込みの視点を変える技術があれば、どんな困難・逆境も怖くない」(53頁)

逆境下においては、「もうダメだ」ではなく、「まだダメだ」と考えられるだけの精神力が求められます。

どれだけの逆境を経験してきたのかが大きく影響するところです。

失敗をあまりしていない人の弱さというのがこういう場面で出てしまうのです。

数えきれない逆境を乗り越えてきた人は、次にくる逆境も乗り越えてやる、という強い気持ちを持っているはずです。

そういう人は、土壇場に強いですね。

本の紹介469 儲けを生みだす表現力の魔法(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
儲けを生みだす表現力の魔法―感動は設計できる

10年以上前のマーケティングの本です。

こういう少し前の本を読むと、忘れていた発想が蘇ることがあります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『知るには愛さねばならない。愛するには知らねばならない』西田幾多郎(哲学者)
魅力を見つけるために、その商品を愛する。愛情を持って良さを徹底的に調べる。いつまでも説明していたいという気持ちになるまで、良さを見つける。見つかった時、製品は商品(商いの品/飽きない品)になります。」(133頁)

みなさん、自分が扱っている商品やサービスを愛していますか?

本当に良いものを売っているのだという自負はありますか?

自分や自分が扱っている商品のアピールポイントを明確に知っておくことは、商売をするにあたり、とても大切なことです。

どこが他と違うのか。

その違いは、自己満足になっていないか、顧客にとってプラスになっているか。

常に自問自答して、改良を重ねていくことでしか前に進めないのではないでしょうか。

本の紹介468 営業の神様(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
営業の神様

著者は、セールス記録12年連続世界NO.1とギネスブックに認定されている方です。

帯にも書かれているとおり、何の奇策も書かれていません。

著者が成功した理由は「規律と反復」だと述べているとおり、やるべきことをやり続け、やるべきでないことをやらないということだけです。

秀逸な内容です。当然のことながら、営業マンだけでなく、全てのビジネスマンが何回も読むに値する本です。

本棚ではなく、常にかばんの中に入れておくべき本です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

すべては規律と反復だ。それ以外に勝利への近道はない。別の方法があると思うなら、失敗は目に見えている。残念ながら、誰もが勝者になれるわけではない。多くの人がほどほどで満足してしまう。困難なことにチャレンジせず、平凡な人生で充分だと思ってしまう。そういう人がおおぜいいることは、あなたも私もよく知っている。」(26頁)

私のしていることは業界の誰もが見ていた。私は何ひとつ秘密にしていなかった。すべてオープンにしていた。誰もが私のやり方を真似ることができた。しかし残念なことに、私のように時間と労力をかけようとする者はあまりいなかった。『今日少しを犠牲にして、将来それ以上のものを取り返そう』という気がなかったのだ。」(474頁)

そうなのです。

成功する秘訣、うまくいくやり方それ自体は知ることができる世の中です。

それでもなお、それを徹底的に真似する人はほとんどいません。

正確には、短期的には真似できても、それをずっと続けることまではできないのです。

禁煙を宣言して、3日間はなんとかたばこを我慢しても、1年間それを続けられる人はそれほど多くありません。

心では成功したいと願っていても、体が言うことを聞かないのです。

これまでの習慣から抜け出し、新しい習慣を身につけるのは、慣れていない人にとっては、それほどまでに大変なのです。

悪い習慣を切り、新しい習慣を取り入れるという習慣を身につけている人は、物事を成功させるコツを知っている人ですね。