Category Archives: 本の紹介

本の紹介407 ロングセラーを呼ぶマーケティング(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
ロングセラーを呼ぶマーケティング

著者は、テレビでよく見る「ショップジャパン」の代表の方です。

ショップジャパンといえば、ビリーズブートキャンプや低反発マットのトゥルースリーパーなど、大ヒット商品がたくさんありますね。

ショップジャパンが大切だと考えていることがこの本には書かれています。

とても勉強になります。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

確かに、ダイエット食品を購入する人には、その商品を通して『痩せる』ということを具体的に伝えなければ、その商品に対して見向きもしてもらえないかもしれません。しかし、『効果』を強調してみせただけでは、お客さまの心をつかむことはできないのです。商品の宣伝をする場合は、より深く、より具体的に表現されなければならないからです。つまり、『痩せた』だけでなく『その後こんな素敵なことがありました』という後半のアフターを伝えて初めて、お客さまの共感を呼び、『この商品なら私も・・・・・・』と豊かなストーリーをお客さま自身に描いてもらうことができるのです。」(167頁)

とても勉強になりますね。

自分の仕事にあてはめて考えたときに、どのような見せ方をすればよいのか。

直接的な効果にとどまらず、その後の豊かなストーリーを示すことが求められているわけです。

想像力と表現力が求められるのではないでしょうか。

イメージし、それを表現する。

その表現が顧客の共感に結びついたとき、はじめて選んでいただけるのではないでしょうか。

本の紹介406 言葉の技術(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
思いつくものではない。考えるものである。言葉の技術

著者は、電通クリエーティブ・ディレクター・コピーライターの方です。

正確な本のタイトルは、「思いつくものではない。考えるものである。言葉の技術」です。

また、本の最後にはこう書かれています。

考えよう。素晴らしい言葉がパッとひらめくほど、僕らは天才ではない。

この2つのフレーズがすべてを物語っています。

本の中で著者は、「言葉」を考える技術について教えてくれています。

とても勉強になります。 おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

自分の第一印象をあわてて言葉にするのではなく、その第一印象を大事な手掛かりとして、一歩一歩丁寧に思考を深めてゆくのです。なぜ自分はそう思ったのか。なぜ自分はそう感じたのか。そこにはきっと理由があるはずです。なぜ?なぜ?と自分に意地悪になって、それぞれの扉を開けながら、その理由に向かって思考を深めてゆくのです。面倒ですけどね。大変ですけどね。でも、僕らフツーの人間が強い言葉・伝わる言葉をつくるためには、この方法しかないんじゃないかな、と思います。」(113頁)

心の中にもやもやしてあった感覚を、的確に言葉として表現することはとても難しいことです。

キャッチコピーを見ると、「あ、やられた!」と思うことがよくあります。

そういうときは、とても悔しい気持ちになります。

心に突き刺さる「伝わる」言葉は、瞬間的に思いつくものではなく(そういうときもあるのかもしれませんが)、時間をかけて練ることが、きっと必要なのでしょうね。

言葉の神様が降りてくるのをただ待ち続けるのではなく、伝わる言葉を考え抜く技術が求められているのだと思います。

本の紹介405 捨てるべき40の「悪い」習慣(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
1つずつ自分を変えていく 捨てるべき40の「悪い」習慣

午堂さんの本です。

お金に関する本が多いですが、今回の本は、自分を変えるために必要な「悪い習慣」について取り上げています。

習慣の重要性を理解するにはいい本だと思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

『経営者は孤独』と言われる理由の1つは、彼らがたいてい一人で考え一人で決断するからです。その強さが、すべてを自己責任として引き受け、周囲がどうあろうと自分の目的を達成しようとする原動力となります。会社が成功している社長ほど、一人で考える時間を確保します。急成長する若い会社でひずみが発生しやすいのは、多忙すぎて社長が一人で考え抜く時間が確保できなくなるからではないでしょうか。」(53頁)

何かを考えたり、決断したりする場合には、一人で静かに過ごす時間が必要です。

多忙すぎて一人で考え抜く時間を確保できなくなると、適切な判断ができなくなるのはそのとおりだと思います。

もっとも、時間はつくるものですから、どれだけ忙しくても、一人で考える時間をつくることは可能です。

まずは、一人になる時間の重要性を理解し、その時間を確保する意識をもつことが大切なのではないでしょうか。

私は、朝型なので、毎朝、一番に事務所に来ます。

私にとっての一人で考える時間は、この朝の3~4時間なのです。

他の弁護士やスタッフが出社するまでの時間がゴールデンタイムですね。

「人が休んでいるときに猛烈に働く」というのが私のモットーです。

本の紹介404 アンソニー・ロビンズの自分を磨く(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
アンソニー・ロビンズの自分を磨く (単行本)

アンソニー・ロビンズさんの本は以前にも紹介したことがあります。

自己啓発のど真ん中をいくような本です。

人生をより豊かに生きるために何を大切にすべきかが説かれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

困難な問題の解決には、超人的な行動が必要だという考えほど、事実とかけ離れた考えはない。人生は積み重ねだ。・・・人生の成功や失敗は、大地を揺さぶるような大変動や大英断の結果のように見えることもあるが、決してそうではない。それどころか、成功も失敗も、あなたの毎日の小さな決断と行動の結果なのである。」(348頁)

力強い炎も、小さな火花から始まる -ダンテ」(348頁)

成功者の多くは、「成功も失敗も、あなたの毎日の小さな決断と行動の結果なのである」ということをよく理解しています。

毎日毎日、自分の目標を達成するために必要な決断と行動を繰り返す。

成功する方法は、もうわかっているわけです。

あとはこれを続けられるかどうか、だけです。

そういう意味では、成功することは本当に簡単なことです。

どうすれば成功するかわかっているわけですから。

人が寝ているとき、休んでいるときに、必要な準備をする。 それを毎日続ける。

日々の小さな習慣を変えることによって、人生は大きく変わり始めると思っています。

本の紹介403 シュガーマンのマーケティング30の法則(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間お疲れ様でした。

今日は本の紹介です。
シュガーマンのマーケティング30の法則  お客がモノを買ってしまう心理的トリガーとは

ザ・マーケティングという内容の本です。

マーケティングとはどのように考えることなのかがよくわかります。

マーケティングが好きな方にはもってこいの本ですね。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

買いたいと感覚的に思っているお客にも、買い物が理にかなったものだという論理的な保証が必要だということだ。誰もがバカな買い物はしたくない。・・・誰もが自分の買い物には論理的根拠があり、正当化できるものだと確信したいのだ。あなたの役目は、論理を提供することだ。買い物をする理由と正当性を与えてあげなければならない。」(109頁)

この抽象的な文章に、自分の業務をあてはめてみると、何をすべきかが見えてきませんか?

みんな買い物で後悔したくないのです。

買いたいという気持ちはあるけれど、本当にこれを買って、あとで後悔しないか・・・と考えているのです。

売る側は、「大丈夫ですよ。」のあとにくる「なぜなら・・・」を論理的に説明することが大切です。

さまざまな業種の売り方を、このような視点で見ると、本当に勉強になります。

すべては買い手の「不安」や「後悔」を取り除くための工夫なのだとわかります。

本の紹介402 あなたの財布に奇跡が起こるお金の習慣(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
あなたの財布に奇跡が起こるお金の習慣

著者は、コンサルティング会社の社長です。

お金持ちの教科書」の著者ですね。

タイトルは、ちょっとあれですけど、本の内容は参考になります。

日頃からお金持ちと接している著者が、お金持ちの特徴を書いています。

お金をもうける裏技的な話は一切書かれていません。

非常に地道であり、王道を行く内容です。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

お金の使い方が上手な人にはある。それはお金を払った相手に対して、必要以上に期待しないというものである。・・・相手への不満のほとんどは、相手が自分の期待したように動いてくれないことに端を発している。相手への期待は、行きすぎると相手への依存につながってしまう。正しいお金の使い方ができる人になるためには、こうした相手への過度の期待から自由になることが重要である。」(224頁)

いかがでしょうか。

相手への不満のほとんどは、相手が自分の期待したように動いてくれないことに端を発しているということです。

思い浮かべてみて下さい。

実際そうじゃないですか?

この場合の相手とは、上司、部下、恋人、配偶者など、自分が何かを期待してしまうすべての人です。

期待が行きすぎると、依存になると。

依存すると、人は弱いですよね。

覚せい剤やたばこの依存症を考えればわかりますね。

それがなくなったら、とたんに生活が不自由、不便になってしまいます。

あまり相手に対して過度な期待をしないことが、心穏やかに生きる秘訣なのかもしれませんね。

本の紹介401 若者よ、天下を取れ。(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週もがんばりましょう。

今日は本の紹介です。
若者よ、天下を取れ。

著者は、商品の企画開発、ネーミング開発、テレビCMの企画製作等をしている方です。

タイトルだけで、2秒で買いました。

最近、「天下を取る」ことを目標にしている若手、まわりにいます?

私の周りには、結構います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

一発芸人を大尊敬している。一発で、妻子を養っていく。その一発を生むためにどれほど苦労したんだろう。」(86頁)

オレなんかいまだに一発も芸を身につけてない。君の一発芸はなんだい?遠慮なんかしないで、バンバン公開するんだ。」(87頁)

著者が言うとおりですね。

一発芸人をばかにしてはいけません。

あなたには、妻子を養っていくだけの一発芸、ありますか?

僕にはないな・・・。

僕もダンディさんのように破壊力のある一発芸を身につけたいな。

ゲッツ!!

本の紹介400 人生を変える正しい努力の法則(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
人生を変える 正しい努力の法則

著者は、弁護士の方です。

「努力」がテーマになっていますが、努力以外にも著者の人生観や考え方を知ることができます。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

結果ではなくプロセスで評価を求めたり、努力を売り物にするときは、実は努力が嫌で嫌でしょうがないか、結果が出ない言い訳にしている場合です。こういう努力は、愛の押し売りと同じように、見苦しいものです。自己中心的な、承認欲求を満たしたいだけの行為にすぎません。そして、多くの場合、結果もついてきません。ビジネスの世界でも、プロセスをやたら強調する人がいますが、それはプロフェッショナルのやることではありません。プロフェッショナルは結果がすべて。努力してもしなくても、結果を出さなければ意味がありません。努力やプロセスは、あくまで他人が評価するものであって、自分が声高に主張するものではないのです。」(138頁)

褒められたい症候群の方には、耳が痛い意見だと思います。

その仕事でお金をいただいている以上、仕事の種類に関係なく、多くの方がプロフェッショナルです。

プロセスが重視されて久しいこの社会において、あえて「結果がすべて」と言うことの意味は大きいと思います。

僕たちは、より結果を重視すべきです。

プロセスを重視するということは、結果が出ないときの言い訳、逃げ道を予め設定しておくことなのかもしれません。

もちろんどれだけ一生懸命に努力しても、結果が伴わないことはあります。

でも、ここでプロセス重視に逃げない。

あくまでも「結果がすべて」というスタンスを崩さないことで見えてくる道もあるのだと思います。

本の紹介399 銀座に集う一流の午後6時からの成功仕事術(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も一週間がんばりましょう。

今日は本の紹介です。
銀座に集う一流の午後6 時からの成功仕事術~エグゼクティブから学ぶ、人の心を動かす極意~

著者は、銀座のクラブのオーナーの方です。

銀座で多くのビジネスマンを接客する中で見えた一流の方の話題やマナーを紹介してくれています。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

ゲストが自分より年齢的に若くても、自分の考えや価値観を主張せず、話の主導権を相手に委ねることができる人は素敵だと思います。・・・基本的に、人は誰かの話を聞くよりも話しているときのほうが幸せです。だからこそ、できるだけ相手が話している時間を多くつくるように意識しましょう。」(107頁)

よく聞く話ですが、トップセールスマンは、話すのがうまいのではなく、聞くのがうまいのです。

人はみな、はなしを聞いてほしいのです。

口べたなトップセールスマンを僕は何人も知っています。

会話はキャッチボールです。

どれだけ相手の方に気持ちよくボールを投げてもらえるかが大切だと思います。

自分ばかりがボールを投げていないか。

自分が投げたいボールばかりを投げていないか。

意識することが大切です。

 

本の紹介398 ここらで広告コピーの本当の話をします。(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
ここらで広告コピーの本当の話をします。

タイトルのとおり、広告コピーに関する著者の考え方がわかりやすく書かれています。

読んでいてとてもおもしろいですし、参考になります。

何度も読み返すに価値のある本です。

おすすめです!

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

僕は『必死な人』が好きです。『小賢しい人』が嫌いです。・・・自分の小さい理屈にとらわれている人はそこで成長が止まります。それよりはバカの方が、可能性がある。バカで必死な人。僕だけじゃないですよ。世の中のCDも営業さんも、みんなそういう人が好きだし応援したいと思っているはずです。
それからもう一つ大事なこと。『謙虚』であることです。類似商品、競合商品がどんな広告表現をしているか。そんなことも調べずにコピーを書き出す人がいますけど、経験も少ない人が先達を見習わず、学ばず、自分の中にあるものだけで正解が導き出せるでしょうか。プロにおいてコピーの『勉強』というのは、類似商品、競合商品が築いてきた成功表現に学ぶことを言うのです。」(206~207頁)

良いこと言いますね。

業界にかかわらず、同じことが言えますね。

一生懸命に泥臭く仕事をしている人を見ると、応援したくなりませんか?

また、経験者や成功している人から学ぶ姿勢を常に持ち続ける。

教えを乞えば、多くの人はいろんなことを教えてくれます。

成功している人は、「企業秘密」なんて言いません。

吸収できるものは貪欲に吸収すべきです。

必ず成功している原因があるわけで、その核となっている部分を吸収することが大切ですね。