本の紹介387 人生は「引き算」で輝く(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は今年最後の本の紹介です。
人生は「引き算」で輝く 本当の自分に目覚める話

著者は、「鏡の法則」の方です。

何かに執着することをやめ、すべてに感謝することの大切さを説いています。

とても良い本です。 おすすめです。

何度も読むに価値があると思います。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

しかし人は、引き算がもたらしてくれる恩恵になかなか気づかず、引き算を不幸なことと考えます。そして、引き算によって大きな痛みを味わいます。私が思うに、その痛みを大きくしているのは執着心です。人は手に入れたものを『自分のもの』として所有したがります。自分が所有することに強く執着します。そして、その執着心ゆえに、手に入れたものと自分が別のものであることを忘れてしまい、その結果、それらと自分が一体化してしまうのです。それゆえ、それらを失ったとき、自分の一部を切り取られたかのような喪失感を味わいます。」(40~41頁)

人間が持つこの「執着心」というのは本当にやっかいなものです。

本当は「自分のもの」なんかじゃないのに、あたかも自分の所有物であるかのように錯覚してしまう。

ここでいう「もの」は多くの場合、「物」ではなく「人」であることが多いです。

自分の「もの」なんだから、自分の言うことを聞いてくれて当たり前だと。

よく「当たり前」の対義語は「感謝」だと言われますね。

執着心が強いと、感謝することを忘れてしまいます。

そうなると、うまくいくものもうまくいかなくなるわけです。

あまり物や人に執着しすぎないことが大切なのだと思います。