おはようございます。
帯には「あなたはいつも勝とうとして間違えてばかりいる」と書かれています。
完全にタイトル買いさせられてしまいますね(笑)
出版社に負けました。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「『他人の知性が理解出来ない』というのは、その当人の中に知性がないということです。『俺はだいたいのことなら分かるぞ、頭がいいんだぞ』と言っている人が、自分以外の人の『まともな意見』が理解出来ないというのはよくあることで、そこには『あいつなんかが俺より頭のいいはずはない』という嫉妬も隠されていたりはするのですが、結局は『他人の知性』が認められないのです。いくら『頭がいい人』ということになっていても、『他人の知性』が認められない人に知性はないのです。」(192頁)
他人の生き方、考え方、やり方が自分のそれと違うことを認められる人は、強い人ですね。
とかく人は、自分のやり方に相手を合わせようとしがちです。
他人が、自分と「違い」がある場合、それを「間違い」と決めつけてしまいがちです。
「自分が正しい」という勘違いが、その原因です。
クレバーな人は、相手を自分に合わせるのではなく、自分が相手に合わせられる人です。
なんでも受け入れられる器の大きさこそが強さなのです。