本の紹介1889 群れない力(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。 今週も1週間お疲れさまでした。

今日は本の紹介です。

今から10年前の本ですが、再度、読み返してみました。

サブタイトルは、「『人付き合いが上手い人ほど貧乏になる時代』における勝つ人の習慣」です。

要するに、人付き合いはほどほどに。付き合う人は選びましょう。

ということです。

八方美人ではいくら時間があっても足りません。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

本来誰もが、好きなことに好きなだけ打ち込む権利というものを持っているんです。しかし、人と違ったことをやるのはいけないことだ、一人でいるのはよくないことだ、と学校教育から社会にでてまでずーーーっと洗脳され続けているがために、いつの間にか好きなことに打ち込むことをあきらめてしまうのです。そしていつしか、自分が何が好きであったかさえ忘れてしまうのです。」(227頁)

まさに今の日本そのものです(笑)

教育の賜物です。

個性の「こ」の字も育つはずのない社会において、ある日突然、個性を求めても無理な話です。

嫌われないこと、批判されないこと、目立たないことこそが、この国の多くの人にとっての美徳なのですから。

いつでもどこでも人の目を気にして、顔色を窺い、多数意見に寄り添う。

まさに付和雷同そのものです。

いつまでたってもマスクを外せないわけですよ。

感染予防ではなく批判予防ですから。