本の紹介608 久保利英明ロースクール講義(企業法務・顧問弁護士@静岡)

おはようございます。

今日は本の紹介です。
久保利英明ロースクール講義 君は〈正義〉のために闘えるか?

本書は、久保利先生が桐蔭法科大学院で教授を務める「現代弁護士論」でのゲストスピーカーの講義録です。

ロースクール生、修習生に限らず、若手弁護士も必読の本だと思います。

おすすめです。

さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。

・・・どんな業界でも時代の要請はすべて依頼者が知っているのです。だから私は、弁護士にとって依頼者がすべてだと言っています。お金などもらわなくてもいい。依頼者には無尽蔵の潜在的なキャパシティがある。だから、本当に依頼者、クライアントを大事にする。クライアントに教わる。これが一番意味があることだと私は思います。」(95頁)

久保利先生のお話です。

同感です。

私も頻繁に顧問先会社の社長や役員の方と会食をしますが、そこでの会話は、弁護士業務の宝となっています。

業界慣行や今後の業界動向、弁護士に求める役割等について話を聞く機会というのは、まさにプライスレスです。

大人数の会合ではなく、ごく少数での会食がベストだと思います。

2時間、じっくり話をするには、いわゆる異業種交流会は向いていないように思います。

名刺を交換して終わってしまいますし・・・。