おはようございます。
本書は、久保利先生が桐蔭法科大学院で教授を務める「現代弁護士論」でのゲストスピーカーの講義録です。
ロースクール生、修習生に限らず、若手弁護士も必読の本だと思います。
おすすめです。
さて、この本で「いいね!」と思ったのはこちら。
「・・・どんな業界でも時代の要請はすべて依頼者が知っているのです。だから私は、弁護士にとって依頼者がすべてだと言っています。お金などもらわなくてもいい。依頼者には無尽蔵の潜在的なキャパシティがある。だから、本当に依頼者、クライアントを大事にする。クライアントに教わる。これが一番意味があることだと私は思います。」(95頁)
久保利先生のお話です。
同感です。
私も頻繁に顧問先会社の社長や役員の方と会食をしますが、そこでの会話は、弁護士業務の宝となっています。
業界慣行や今後の業界動向、弁護士に求める役割等について話を聞く機会というのは、まさにプライスレスです。
大人数の会合ではなく、ごく少数での会食がベストだと思います。
2時間、じっくり話をするには、いわゆる異業種交流会は向いていないように思います。
名刺を交換して終わってしまいますし・・・。