【交通事故④】「症状固定」ってなに?

「症状固定」とは何ですか?
「症状固定」とは、簡単に言うと、「これ以上治療を継続しても、治療効果が上がらないと判断された状態」をいいます。
主治医が、このような状態になったと判断したときに、「症状固定」となります。

症状固定と判断された場合には、それ以上治療の効果が上がらないわけですから、その後医療を継続したとしても、原則として治療費は損害賠償の範囲に含まれません。

また、症状固定後の休業損害(事故のせいで収入が得られなくなったことによる損害)は、発生しないことになります(後遺障害による逸失利益に含めて計算するため)。

なお、症状固定すると、その時点で損害額が確定するため、症状固定後に、示談や訴訟の手続きに入っていくことになります。